木. 6月 1st, 2023
目次
局所麻酔
リドカイン
ベンゾカイン

現在、早漏防止薬はダポキセチンが主流ですが、ダポキセチンが発売される前までは、その他の効果が期待される成分が使われていました。

昔はEDと同じように早漏は男らしさの欠落として捉えられており、それを防ぐために様々な手段がなされてきました。 また、早漏のメカニズムの解釈も変わり、それにより効果的な改善方法も変わってきています。

現在でも、ダポキセチンが使えない場合や、セロトニン不足とは無関係な器質性早漏の場合には、より効果を高めるためにいくつかの成分を併用しており、病因や状況を見極めた上で適切な使用を行う必要があります。

同じ早漏の改善成分としても効果とリスクを把握しておきましょう。

局所麻酔

一昔前までは、早漏は陰茎の過敏によって引き起こされるという考えが一般的で、主な治療法は、陰茎に局所麻酔を適用して刺激感を軽減することでした。

この方法では、塗布後10~15分で効果が現れ、約1時間効果が持続します。 局所的に作用するため、塗った部分以外には作用せず、塗布量を調整することで効果を調整できます。

稀にかゆみやかぶれなどの副作用がありますが、適切に使用すれば重大な副作用はほとんどありません。塗布剤や噴霧剤、コンドームに成分が塗り込まれたものなどさまざまな企画があります。

リドカイン

世界で最も広く使用されている局所麻酔薬であり、ナトリウムチャネルに結合してナトリウムイオンの浸透を遮断することにより、活動電位を不活性化し、神経伝達を遮断します。作用機序が心筋に関係していることから、不整脈の治療成分にも使用されています。 商品名には「キシロカイン」「リドスプレー」「フェミニナ軟膏」などがあります。

ベンゾカイン

この薬は局所麻酔薬で、アミノ安息香酸エチルとも呼ばれ、感覚神経を麻痺させることで神経伝達を遮断します。胃痛や吐き気を抑える効果もあるため、胃腸薬や酔い止め薬に配合されていることもあります。「トノス」「カーマスートラロングラスト」などがあります。

By 斎藤

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