木. 6月 1st, 2023

これほどニセモノが出回り、社会問題化しているにも関わらずばい あぐら 通販で購入する人が後を絶たないのは、なぜなのでしょうか?

まず、「料金が安い」という点。ED治療薬は保険適用外のため、医師の処方を受けて手に入れると1粒1500~2000円と一般薬と比べても高価です。またED治療薬は病院で値段を設定できるため、同じ薬でも病院によって値段の差がある点も気になるところでしょう。病院ではさらに診察料や処方料などが加算されるため、病院へ行くこと自体に二の足を踏んでしまう人も多いのです。

それがインターネットで購入すると、送料込みで2000円前後が相場価格。診察代を考えると、ED治療薬をネット通販で気軽に手に入れて一日も早くEDを克服したい!という心理も理解できます。

もうひとつ、「病院に行くのが恥ずかしい」という男性心理もあるようです。EDは男性のプライドに関わるナイーブな問題であり、「自分がなるはずはない、気のせいであってほしい」となかなか現実を受け止められないケースが多いもの。ましてや病院へ行って「自分はEDです」と医師に告白するなんて、あまりの高いハードルを前に断念する人も少なくありません。病院へ行くとパンツを脱いでアソコを検査されるのではないか…という誤解も、病院への抵抗感を強くしている要因です(実際は問診のみで下着を脱ぐことはありません)。

インターネット通販は、そうした「安く早くコッソリ手に入れたい」「誰にも知られずに治したい」という男性心理を巧みについたビジネスといえます。

個人輸入って大丈夫なの?

ここまでED治療薬の通販購入の魅力とワナについて紹介してきましたが、ED治療薬を通販で購入すること自体は違法ではありません。というのも、通販とうたっていますが大半は個人輸入という形を取っていて、海外の業者が個人輸入の代行を請け負う、というのが実態です。

あくまで男性が自分のために利用する前提で、1か月の服用分までを個人輸入するのであれば、海外からの個人輸入は合法です。ED治療薬は1日1錠が基本なので、1人30錠までは購入OKということになります。

ただし、注意しなければならないポイントがいくつかあります。たとえば用量です。バイアグラを例に挙げると、バイアグラの正規品は25mg、50mg、100mgの錠剤が製造されています。そのうち日本では25mgと50mgのみが厚生労働省の認可を受けていて、病院で処方されるのもどちらかとなります。ところが海外から個人輸入すると、日本では認められていない100mgのバイアグラを入手することができるのです。

100mgも個人利用で1か月分というルールを守っていれば、法律上問題はありません。けれど100mgは日本人の体格からすると効果が強すぎて健康被害が出る場合があります。取り扱うのは海外の会社ですので、注文する際にさまざまトラブルが起きやすく、しっかりした業者を選んで正規品かどうかを十分確認することが大切です。リスクもわかった上で、自己責任で服用するかどうかを検討しましょう。

「ニセモノをつかまされた」「お金は払ったのに商品が届かない」など、トラブルが重なって結局は高くついてしまった、なんてケースも珍しくありません。1日も早くつらい悩みから解放されるには、病院で医師に処方してもらったED治療薬を飲むことが最も早くて安全といえます。

By 斎藤

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