育毛剤の使用をやめると、薄毛が続けてやめられないと思っている人はいますか? 実際、育毛剤にはAGAの進行を抑える効果はありませんので、育毛剤の使用をやめても状況は変わりません。 ここでは、育毛剤と薄毛の関係についてよくある質問にお答えします。
目次 育毛剤はAGAの進行を阻害しないのですか? 育毛剤の目的は頭皮環境の改善 AGAに有効な成分が含まれていない 毛穴の炎症がある方にも効果が期待できます 育毛剤の使用開始時に初期脱毛が起こることがある |
育毛剤はAGAの進行を阻害しないのですか?
育毛剤といえば、薄毛対策に使えるというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 実際、育毛剤を使用してもAGAの進行を抑えることはできません。 その理由を詳しく見てみましょう。
育毛剤の目的は頭皮環境の改善
育毛剤の目的は、AGAではなく、頭皮環境を改善し、健康な髪の成長をサポートすることです。 育毛効果が認められているものは育毛剤ではなく発毛剤と呼ばれ、フィンペシア ミノキシジルなどがこの範疇に入る。
育毛剤を使用してもAGAによる薄毛の改善は期待できませんが、育毛剤で改善が期待できます。 育毛剤はAGAに効果があると考え、ご自身の判断でケアを続けることで、その間に薄毛が進行する恐れがあります。
睡眠不足、栄養不足、血行不良、男性ホルモン、ストレス、頭皮環境の乱れなど、薄毛の原因はさまざまです。 育毛剤は、頭皮環境を乱す効果しか期待できません。 しかし、頭皮環境が乱れて薄毛になった場合は、すでに激しいかゆみや赤みに悩まされているはずです。
頭皮の乾燥やかゆみが気になる場合は育毛剤を使うといいかもしれませんが、薄毛が気になる場合はヘアトニックよりも発毛剤を使うことが大切です。
AGAに有効な成分が含まれていない
育毛剤にはAGAに有効な成分は含まれていません。 頭皮環境を整えることを目的で、保湿成分と抗炎症成分などが含まれています。
AGA は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの変化によって引き起こされます。ジヒドロテストステロンは、毛乳頭細胞の受容体によって取り込まれ、成長期を短縮するように信号を送ります。 そのため、保湿成分や抗炎症成分ではAGAの進行をとめられないのです。
毛穴の炎症がある方にも効果が期待できます
炎症を起こした毛穴は、髪の成長を妨げる可能性があります。 炎症を抑える成分を含む育毛剤を使用すると、薄毛が多少改善するかもしれません。しかし、AGAには効果が期待できないため、AGAを併用している場合は効果が出にくいのでしょう。
また、育毛剤は薬ほどの効果はありませんので、毛穴が炎症を起こしている場合は、必ずクリニックで治療を受けてください。
育毛剤の使用開始時に初期脱毛が起こることがある
育毛剤の使用を開始すると、初期脱毛と呼ばれる一時的な脱毛が発生する場合があります。 これは、育毛剤が休止期の毛髪の活動を促進するためです。 毛髪は、成長期、退行期、休止期を経てから抜け落ちます。 そのため、毛を休ませる活動が刺激されると、毛は抜け落ち、しばらくするとまた生えてきます。
つまり、育毛剤を使い始めてからの初期脱毛は一時的なもので、心配する必要はありません。 そのまま使い続けることで、育毛剤の効果を実感していただけます。